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2011年3月21日 (月)

揺れ揺れ 前段

久々に書くBlogが震災について ってーのもチョイとアレですが。 オーバーオールのビデオも編集途中で止まってるし・・

ガキの頃から東京の浸水区域に住んでるもんで、コッチが腰まで水につかって大わらわな状況でも見知らぬ連中がビデオ撮りに来てたりな被災地見世物状態には慣れっこで、おまけに元々沼地だった場所なので地盤が緩くトラックが家の前を通るだけで震度3並に揺れます。

局地的な浸水なので数軒隣はまったく被害無しとか天国と地獄。 で、原因は低いトコに住んでるヤツが悪いって言われればそれまでですが、元々隣を流れていた川をそのまま下水道として蓋をしている造成なのとそうした下水道が近くに集中する場所でもあり、短時間に集中的な降雨があるとあっさり浸水すんですね。 何度か下水道構造の改善工事をしていますが、その度に川の上に作った植木を撤去して遊歩道を壊してまた埋めなおす作業をしてます。

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お陰サマで浸水の頻度は3~4年に1回程度になりましたが、結局浸水するなら無駄な工事しなくてもいいのでコッチに復興支援金廻してくんねーかな ってカンジです。 浸水した事実を写真や証拠品を区に提出して証明すると見舞金として1世帯あたり¥5000と軍手1組頂けます。 有難いこってす。

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木曜早朝の仙台新港近く、天然温泉コロナの湯の裏です。 温泉入ろうとしたら休業日で涙しました。 翌日にこの景観が一変するとは想像もせず。

長い前フリですがオイラの場合、木曜に盛岡に所用で出かけて金曜に仙台でプラプラしてる時に最初の揺れに遭遇しました。 幸運だったのはスタンドでクルマのガソリンを満タンにした直後だった事でした。 交差点を右折してる最中に揺れた瞬間、クルマの片輪がグワ~っと浮いてあやうく横転しそうになり真っ直ぐ走れないので『ぁーついにクルマ壊れた・・ ステアリングのリンクでも割れた?』とか思いながら路肩に寄せたらようやく街中が揺れてるのに気付いたとゆー・・。

直後には信号も消えて、停車してたら横にある電信柱の根元が四角く亀裂が入るのが見えて『ぁあ 下敷きになるのは嫌だワ』と少し前進 とかやってました。 完全に停止状態だと揺れでクルマのタイヤが浮くのでとりあえず惰性で前進する程度の微速前進で待機してましたが、最初の揺れが収まると早くその場を立ち去りたくて急発進するクルマとか信号の消えた交差点で大混乱になったので、近くのヨークベニマルの広い駐車場に退避したところで次の揺れが始まり、スーパー周辺も店内から出た客や従業員でごった返しスタンドだけでなく全ての店が閉店状態に。

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青葉区のカラーズさんに向かう途中だったのですが、携帯が通じなくなったのでとりあえず岩切のstrangeMCに戻ろうと思ったら利府街道の4号線に向かう方向が殆ど動かないのでR270・35と迂回して4号バイパスのルートに変更。

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まだ最初の揺れから1時間弱でしたが雪がパラつき始め、35号沿いの小さい橋は安全確認のため警察車輌で封鎖。目の前の東光寺は参道にあがる階段にやぐら屋根が落ちてましたが、この時点でも全く危機感は感じてなくて『古い建物は地震の時に注意やなぁ』程度の認識でした。

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35号を4号バイパスに向かって走っていると少しずつ路面の割れや隆起に気付き始めてようやく『もしかして結構激しい地震だったり?』と事態の深刻さを理解し始め・・

岩切のstrangeMCに着いた頃には雪の降りが激しくなり、店主のtacちゃんは表のクルマの運転席で待機してました。 状態を訊くと店内のバイクや棚が倒れてグチャグチャとの事。 

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とりあえず一度家に戻る事にして店はそのままに出発。 揺れた直後から停電してるのでSECOM等の防犯装置が働いてない全域無防備都市な状態です。

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16時半には雪が止み嘘みたいに晴れ渡る空

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停電で電車が止まっても踏み切りは両方向表示をしながら遮断機を下ろし続ける という災害豆知識を仕入れつつ家路を急ぐ途中で仙台空港に友人を見送りに行ってたtacちゃんの嫁とも連絡がついて一安心。 空港を出て間もなく揺れた模様。 空港も1階部分は浸水したのでかなり危なかったタイミング。 そしてこの時点でも浸水の意味が全く理解できてないオイラ。

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どこも停電で店を閉めてる中、何故か近所の7-11が(多分緊急用電源で)レジだけ動かして営業してました。 酒ビンが割れて散らばり店中が酒臭いのはどこの店でも同じだった模様。 まだカップ麺やオムスビの類もまだまだ在庫がありまとめ買いしても特に何も言われないレベル。 まさか直後に貴重品になるとは夢にも思わなんだ。

普段からコースやサーキット行ってる連中ならクルマに一通りの道具は乗せてるし、電気・水道・ガスが急に途切れても意外となんとかなるスキルが身についてしまっている人が多いのではないでしょうか? クルマさえ無事なら大概の道具が車内に用意してあるし、車中泊でも快適だし。

倒壊する事もなくタンスやテレビが転げたtacちゃんと嫁の家で世話になり、メシもたらふく食ってのんびり一服しながら街の灯が全て消えてると星が凄いキレイだね~ とか呑気に震災初日の夜を過ごしてました。 tacちゃんのクルマやケータイのワンセグテレビで、空港が水浸しになってるとか港にも水が上がったとか断片的に情報は得ていましたが疲れと部屋の暗さもあって早い時間にオヤスミナサイでした。

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そして一夜明けて世界は一変。 まさにビューティフル・ドリーマー状態。 コンビニは貸切どころか長蛇の列でしたが。

想像してたような規模の災害では無かった事がようやく理解できはじめたり。 既にケータイ3社とも接続状況が悪化してて、時折繋がると緊急事態だったり生々しいサバイバル状況だったり。

港から10数キロを帰宅ルートで数時間に渡って歩いてたtacちゃんの店のお客さんが港湾のサイロで働いてて、津波から逃れるのに一度クルマに乗って逃げようとしたら既に始まっていた渋滞をみて間に合わないと判断。 再び会社に戻りサイロの上によじのぼったところで津波の襲来。 見ている前で自分のクルマも渋滞で並んでいたクルマも全て波に押し流され、隣のコンビナートでは爆発炎上がはじまり、そして沖合いに停泊していた大型タンカーが波に押されてサイロの目前まで迫って死を覚悟したとの事。 エンジン始動できないうちに流されてきた大型タンカーは前後のアンカーの上げ下ろしで船首を波に向けて回頭させてサイロへの激突を防いだという、その巧みな操舵がなければ確実にサイロもろとも海に流されてたと。

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コンビナートの火災で立ち昇る黒煙は街中どこからでも見えるほどの規模。 ターミネーターのラストシーンを思い起こす風景。 スタンドはどこも開いてないけど。

仙台新港方面で中古車販売を営んでいた友人は店の前の在庫車が全て津波で流されて、従業員と共に会社の屋根によじ登って一夜を明かしたとか。

関西から出張に来ていたOMJさんBlogでもそんな一夜を過ごした店の状況がUPされてます。

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仙台新港では前日に買い物した店とかもあり、一夜で無残な情景に変わり果てていました。 既に自衛隊や消防の方々が迅速に亡くなった方や逃げ遅れた方を捜索しており、周辺に倉庫や大型店舗が集中するエリアでもあるので会社の片付けや整理に動く人が大勢いました。

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近くの倉庫から押し流されたビールやタイヤなど出荷前の新品がそこら中に流れ着いてます

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津波で流されて原型をとどめないほどの状態になったクルマが累々と放置されてます。

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ホームセンターもシャッターが曲がり周囲も泥だらけに

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オープンして間もないアウトレットパークも店内まで押し流されている状態。

そして、この程度では被害と認められないのか、新港や空港は被害があった事のアナウンス程度でテレビの報道では更に被害の激しい地域の映像を求めて北へ向かい、ひたすら津波と火災の映像を繰り返すようになっていました。 1日中テレビをチェックし続けていたわけではないですが、仙台のテレビ局なら働いてるスタッフの家族や知人だって仙台周辺に数多くいると思います。 しかしテレビから流れてくる番組の大半は(東京の)キー局のもので避難状況よりも津波に飲み込まれたり炎上する街並みなどインパクト重視の画面を繰り返すばかりで、被災地真っ只中だと全く情報源としては役に立ちませんでした。

比較的幸運だったのは所持している端末はtacちゃんがauとiPHONE持ちでオイラがdocomoとb-mobileだったので、エリアを移動しても大体どれかは回線を捕まえることができて、お互いひたすらネットやメールを駆使して情報や安否の確認をしてました。

始めたばかりのTwitterも僅かな時間でも回線を捕まえられればつぶやきが書き込めるので自分の生存を発信するには役立ちましたが、真贋見極める必要があるような書き込みをタイムライン遡って検証している回線状況ではなかったので殆ど活用できませんでした。 

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結局、原発の状況もわからないのでtacちゃん家に連泊させてもらい3日目。 4号バイパスをまたぐ東北新幹線の送電線の支柱もかなりの本数がお辞儀をしたまま、まだまだ復旧は遠そうだなぁとぼんやり考えたり。 そして最初に揺れた時に右折ではなく左折で新港方面に向かっていたら命は無かったなぁという偶然での奇妙な高揚感。

そして被災地真っ只中で他人の不幸を覗き見る背徳感もあるのは否定できない。 だから、ウチが浸水してる時にビデオや写真撮ってた連中を非難する資格はオイラには無い。 野次馬は傍観者としての好奇心だけ満たしてればイイんだから。 ただし、その不幸に手を加えてパワーアップさせようとすんならソレは野次馬じゃなくて立派な加害者だよね。

今日、ガレキの下から80歳祖母と16歳少年の生存者が発見されたけど、あの発見直後の衰弱した状態でインタビューする必要性ってあるのかな? 吸入器つけた状態で少年がカメラの前で喋りたいって希望したの? やってる事に疑問を感じないのかな?

いろいろあんだよ なんだかなー がサー 自分も含めてだけど。

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